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荷物を空受けする場合の注意点

投稿日:2018年5月30日 更新日:

Alexas_Fotos / Pixabay

荷物を空受けする場合の注意点

通常配車を行う上では、荷物情報を聞いて実際に配送できる車両を探して成約しますが、車両を探している間に荷物が終わってしまっていて探してきた運送会社が無駄になってしまうケースもあります。

こういった荷物が無くなってしまうというケースを未然に防ぐために、荷物を空受けしておくという方法があります。

荷物を空受けする。というのは実際の配送車両の宛は今のところないけれどもこちらで責任を持って車両を手配しますよ。といって荷物を先に受けることを言います。

車が(いない)状況で荷物の配送をけることから空受けと呼んでおります。

しかしながら、荷物を空受けする際にはいくつか注意点があります。

順を追ってご説明いたします。

貨物についての情報を可能な限り先に聞いておく

荷物情報を聞いた際に、詳細を確認しておくのは当然のことですが空受けするとなると最悪該当車両が見つからない可能性も少なからずあります。

配送の依頼を受けても車両が手配できてません。なんてことがあってはこの業界において信頼度はガタ落ちになります。

この配送できる車両がいない状態のことを穴をあけると言います。

なので穴をあけることが無い様に、空受けをするときは一際気を付けねばなりません。

なので最初に荷物を空受けする段階で、荷主が求めている配送車両以外にも対応できる車両があるか事前に確認を取っておくと、いざ車両を探していても車が見つからない!という時に探す車両の幅を広げて探すことが出来ます。

具体的には、2t箱車で、40ケース程度の配送の依頼だった場合に 4tウイング車 で対応可能か。混載で対応可能か。軽車両で対応可能かなどあらゆる車両の可能性を残しておくのがいいでしょう。

仮に2t箱車で依頼を受けて、探している間に全然2t箱車が見つからない!となったときに配送できる4tウイング車が居る!となればどうにかこれで積んで行かせてもらえませんか?と荷主に確認するところですが、あまり親しくない担当や融通の利かない担当だった場合などは元受けに確認もせずに「2t車で依頼しているんだから2t車を手配してくれ」と取り付く島もないこともあります。

しかしながら、依頼を受ける段階で事前に確認を取っておくことによって上記のような事態を避けることができます。(もちろん現場が狭くて2t車のオーダーを頂いていて4t車が入れないケースももちろんあります)

また、荷量が少ない場合や時間指定が無い場合などは混載して配送できる場合もあります。

混載配送・路線輸送の使いどころ

その他、貨物の数量、重量、形状などあらゆる情報を事前に確認しておくと良いでしょう。

金額の相談をしておく

最終的に車両が見つからない!となったときにやはり最後に物を言うのは予算です。

時期によっては相場の倍以上支払って車両を捕まえることもあります。

とはいえ、空受けする際に相場の倍の運賃を要求しても頂けることは少ないでしょうし、鼻で笑われるか二度とお取引できなくなる場合もあります。

なので金額を交渉する際にはいくつかポイントがあります。

金額交渉のテクニック

それでも荷物が少ない時期などは、金額を交渉するより荷物を抑える方を優先する場合もあります。

逆に車が少ない時期は、あえて荷物を抑えない方が良い場合もあります。

状況をみて判断すると良いでしょう。

具体的には、事前に3日前の配送で車両を探していた際に「もう車が埋まっている」「自分のところも車が足りていなくて探している」というような反応の協力会社が多かった場合、そこから改めて荷物情報を聞いた際に同じく3日後の配送だった場合、車が少ないとある程度予測できるでしょう。

そういった状況で荷物を空受けするのはリスクがあります。

配車に穴を開けない

配送貨物を成約させて利益を得ることも重要ですが、相手からの信用を得るというのも非常に重要です。

運送取扱業を行う上で、絶対にやってはいけない事として配車に穴をあけるというものがあります。

これは荷物の配送を空受けした挙句、配送車両が手配できていない状況を指します。

これをやると相手からの信頼は地に落ちます。

配送車両を手配しますと言ったのに、実際配送車両を手配できていないとなれば次回から配送の依頼をしたいと思いますか?

僕なら2度と配送の依頼をしようとは思わないでしょう。

なので、空受けした荷物はどれだけ赤字がかさもうとも車両を手配しなければなりません。実際に私も過去に1便で10万近く自腹を切って車両を手配した経験があります。

1回の赤字額として10万円は手痛い出費かもしれませんが、継続取引を行っていけば余裕で回収できる10万円です。

空受けした方が良い荷物

最後に、運送取扱業を行う上で空受けしてもどうにかなる荷物をご紹介いたします。

これは私が日々配車を行っているうえで取り決めているルールの一部です。

1.リフトものの荷物

リフトで積み下ろしが出来る荷物は非常に優秀です。高齢ドライバーや女性ドライバーなど年齢や性別問わずに大体の運送会社様が配送してくれます。

バラ積み下ろしの貨物を請け負ったときに、配送できる車両はいるがバラ積バラ卸が対応できないと断られることが多々ありますので、リフト積み下ろしの貨物が空受けするにはベストです。

2.車両指定がきつくない荷物

車両指定の中で最も面倒なのが全長の指定や全高の指定です。次にパワーゲートなどの架装。次に荷台寸法の指定。

故に全長何m以下、全高何m以下、パワーゲート車、フルワイド指定などそういった条件が設定されていない貨物がベストです。

実際そういった指定が入っている貨物の方が少ないですが、実際にある車種の指定となると低床指定やエアサス指定、フルワイド指定などです。

低床やフルワイド車は車両自体は多いですが、指定されて探すとなると何故か少なく感じます。

3.配送日程が前日積み、翌日朝着の荷物

当日配送の貨物や、配送が間を挟んで中一日の配送工程というのは空受けする際に注意が必要です。

間仕事の当日配送であれば概ね問題がはありませんが、朝積み込みの当日配送や午後積み込みの夜配送などは前日から空車になる車両やドライバー様のご予定などがかみ合わないと配送できない事がおおいです。

間を挟んで中一日の配送工程(4月1日積み込み4月3日配送)となると、配送距離が伸びます。4.配送エリアが近場の荷物と理由が被りますが、距離が延びれば伸びるほど運賃が高くなり、その分車両が見つからなかった場合のリカバリーがしにくくなります。

4.配送エリアが近場の荷物

関東を基準に言えば一都六県内の積み下ろしの配送がベストです。

というのも長距離輸送の貨物を空受けした場合と、近距離輸送の貨物で空受けした場合での赤字額に大きな開きがあるからです。近距離輸送でどれだけ車が足りなくても手持ちの予算にプラス3万円もプラスすれば何とか車両は確保できますが、遠距離輸送ともなるとそうもいきません。遠距離輸送になれば必然的に帰り車の手配になりますが、帰り車が見つからなければこっちの運送会社のチャーター手配になります。運送会社様によって相場はピンキリですが、概ね私の経験上帰り荷運賃の2倍以上の見積もりを頂く事もざらにあります。

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